只今、九州は秋本番。



たぶん今日が人が普通に生活する標高あたりの紅葉が

一番綺麗なんじゃないかと思うので

平日ですが早朝からお出かけするよ~。



「めかりパーキング」

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九州と言いながら九州から出て本州を目指してる事は

あまり突っ込まないでください。




まだ薄暗い朝の6時半・・・


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平日なのに

早朝なのに

寒いのに

走るの大好きなもちっこさんが釣れました。

(残念ながらこうさんは徹夜勤務で7時までお仕事らしい)




日が暮れるのが早いので

出発を早くして朝日と共に走って日没と同時に帰宅と言う

太陽エネルギーで動くイメージのプランでございます。

(原始人の生活スタイルとも言う)




菓”、子菓子、めかりSAに入る直前の電光掲示板に

「下関~小月IC間 事故通行止」の赤い表示が・・・




マジですか?


持ってない二人が揃うとこういう事になるのね(泣)




めかりSAで珈琲を飲みながら

情報モニターの赤い表示が消えないか

待ってたけど何時開通するかわかんないので

しゅったつじゃ~~!


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関門海峡大橋を渡るとパイロンが本線に並らび

下関ICで強制的に降ろされ

一般道に降りると国道2号線は半端ない渋滞だよ。




でもご安心を

半分庭みたいなもんですからぁ。


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市街地をちょっとだけスリ抜けさせてもらって

霧で真っ白な内日から菊水方面へ


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トラックなどはみんなR2やk33に行ってるので

ある程度車の団子状態を抜けば後はスイスイです。




さらに裏道で小月ICまでショートカットして

無事に乗り継ぎできました。


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ロスタイムは30分くらいか?



しばらく朝日を浴びながら中国自動車道を走ります。

(もちろんすぐに押し寄せてくるオシッコ休憩はこまめに取りながらだけどな)


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鹿野を過ぎたくらいから

山が赤くなってきます。



それと同時に寒さも・・・



電熱ベストの恩恵が身に染みるようになってきたぞ。





もちっこさんも「もう寒くてたまらへんねん」と

言い出したころ六日市ICで高速を降りました。




朝から200km近く走ったので

とりあえずまだ余裕だけど今日は田舎道ばかりな

予感がするので先に給油しときましょう。


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インター近くのセルフスタンドで給油を済ませて

まずは本日一発目の私の行きたい場所へ


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R187からすぐに脇道に入って探すけど

霧でターゲットが見えね~よ。




近くまで行きゃあ見つかるだろうと思ってたけど

こんな深い霧だとは想定外じゃった。




でも、ちゃんと案内が出てて一安心。


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しっとりした霧に包まれた中

訪れたのはココ ↓


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「沢田の大杉」



巨木ですよ~~!




でっかい樹が大好きなので

ここはずっと行きたいと思っていた場所なのでございます。

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幹回り:4.9もちっこ(7.3m)

樹高:23もちっこ(34m)



島根県の名樹百選にもなってる大杉です。


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あ、そうだ

もうここって島根県だったわ。




んじゃ、ずっとずっと昔から

この地で私たちが来るのを待ってくれていた

母なる樹で儀式を!

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こうして朝の高速で減ったパワーを充填させてもらい

城下町の津和野へ向かいま~す。


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R187を北上して

途中からk3へ


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さらにk226に分岐して峠を越えると

津和野の街にドーンと突き当たります。


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高台から津和野の街を見ると

山陰らしく石州瓦の褐色の屋根が広がってるよ。


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まずは津和野の街中へ入って溝の中を巨鯉が泳ぐ通りを抜けて

覚皇山永明寺(かくおうざんようめいじ)へ向かいましょう。


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町の端っこにあった永明寺の紅葉は

今が「ピーク」って感じです。




一歩境内に入ると空気まで

色が付いてるようだよ。

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津和野は何度も来てるけど

ここは初めてだったので二人ともお寺に似つかわしくない

テンションで境内を走り回ります。



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森鴎外のお墓もあるお寺で

境内の樹はほとんどが楓です。


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森鴎外の墓地の苔と落ち葉



一番見たかった永明寺の山門 ↓

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色付く楓と落ちてる葉っぱがまだ

汚くなってない絶妙のタイミングだ。



一雨来ると落ち葉がグチョグチョになって

茶色になるのでその前に来れてよかっぱ。


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山門だけを見れれば良いかな?と

思ってたけどもちっこさんが御朱印をもらうので

入山料150円と御朱印代600円を払って中へ


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奥に行くとまたお寺らしくお墓があるけど

その手前の山肌がとっても綺麗でした。


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階段がずっとレットカーペットだよ。



庭園もあるみたいだけど

この後も庭園に行く予定なのでここのは見ないまま

永明寺はここまで!


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享保十四年に建てられた

茅葺の本堂の屋根が傷んでたのがちょっと残念だったけど

二人分の入山料と御朱印代で補修する茅100本分くらいには

なったかな?




真っ赤な参道を下ってバイクへ


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はいはい

わたしの嫌いなヤラセですよ。

(シートにはあまり綺麗じゃない葉っぱが落ちてたケロ)




津和野には城下町や太鼓稲成神社など

有名なスポットがあるけど

次に向かったのはもうスグ

津和野の街から出ちゃうよ~ってところにある鷲原八幡宮


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春の大祭では流鏑馬(やぶさめ)神事が行われる神社ですが

今はひっそりと静かです。


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参道の銀杏が黄色くて綺麗だけど

鳥居も本殿も真っ赤だよ。


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真っ赤な派手な本殿ですが

屋根がここも茅葺で可愛いとですよ。



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狛犬も「麒麟みたいやわぁ~」と言われる通り

麒麟っぽいです。


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小さいながらも同じ境内に外宮もあって

宝くじのが当たるらしい稲生神社がありました。


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ここも初めて来たけど

面白いところだったよ。


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そろそろ紅葉でお腹いっぱいになる頃だと思いますが

次が最後の紅葉スポットなので

もうすこしお付き合いくださいませ。



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津和野の街から出て民家も何もないk17を

10kmほど走ると到着!


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ここも紅葉のピークでした。


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ぜったい事件が起きて

袴姿の探偵やその孫やめがねの少年探偵がやってきそうな

豪邸だよ。






で、ここはかつて銅山師だった堀氏が

建てた「堀庭園」


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広い敷地には主屋と客殿の楽山荘があって

中は迷子になりそうなほど入り組んでます。



そしてこの堀庭園で一番の見どころは

楽山荘の二階から見る庭園だ。

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キャーーー!


ベストポジションをもちっこさんと取り合いになります。




庭園を二階から見下ろしても

絵になります。

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平日だけど人が多いので

誰かが写っちゃうけど素晴らしいよ。



一階に降りると庭に降りれるように

ゴム草履があったのでそれを履いて庭に出てみました。

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ゴム草履は10秒ダッシュで走ると脱げそうで危険(笑)



水で池は鉱山跡の地下水を引いた水なので

濁って無くて綺麗です。



庭園にはわたしの好きな苔も生えてるよ。


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しばらく借りた草履で庭を走り回ってると団体さんがやって来たので

また二階に上がって集合写真を・・・



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紅葉を満喫した後も

入場料(500円/一人)を払ってるので

元を取るべくのんびりさせていただきました。


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「ようこそ我が家へ」




こうして本日の紅葉巡りは終了!

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まぁ、この後も走りながら道すがらに

綺麗な紅葉が見れるのですが

もうお腹一杯なので停まって見る事も無いでしょう。



紅葉はお腹一杯になったけど

実際のお腹の方は空っぽなので

同じ堀氏が立てた旧畑迫病院跡に出来たカフェでランチにしましょう。


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医食源レストラン「糧」


堀庭園から歩いていけるところにあります。



ランチメニューは山鯨肉のカレーのみという

優柔不断な方でも安心なシンプルな物です。

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山鯨って猪の事なんだけど

まったくイノシシ感を感じない美味しいカレーでした。



付け合せの野菜が全部酢漬けなので

どちらかと言うと女性客がターゲットな気がするよ。



ランチメニューはシンプルでしたが

デザートの方は数種類から選べます。

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トロトロサツマイモとリンゴのタルト

(たしかそんな名前だったような・・・)



食後に出てくる珈琲も美味しく頂いて

午後のツーリングの開始だよ。

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k17を日本海に向けて走りま~す。


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白杭峠を下ったところから

西石見グリーンライン(広域農道)へ


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ずっとこんな道を走り続けて

白上町でしばらく存在を忘れていた信号機のある交差点から

色の付いてない道で海までショートカット。



さらに国道191号線も横切るとJR山陰本線に当たります。

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長閑な1両編成が通るよ~~!


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可愛い列車が通り過ぎ

遮断機が開いて踏切を渡ると・・・





海だぁーーー!

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山で遊べば海でも遊ぶという

バランス重視の響流プランニングなのでございますよ。


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この山陰の海に何があるのかと言いますと

この神社です ↓


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大潮の満潮時は渡れない

山陰のモンサンミッシェルと言われてるらしい

衣毘須神社だよ。

(衣毘須=えびす)



因みに渡れない時はこんな感じらしい ↓

もんさんみっしぇる.jpg
(島根県西部公式観光サイトより)

どうみてもモンサンミッシェルには見えね~よ。



そんな突っ込みはさておき

今まで紅葉まっただ中の山の中に居たので

海の風景が新鮮でたまりません。

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ドンジョ様の妖力のおかげで

雲が多いけど青い海と赤茶けた岩のコントラストが

美しいとです。



衣毘須神社の本殿へ行くと

なんとも素朴な本殿がわたしたちを待ってくれていました。

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さっそく参拝するのだけど

お賽銭はここから ↓

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ドアの隙間から入れる仕組みだよ。



お賽銭が錆びるのを防止できるし

防犯にも良いね。




この衣毘須神社が建つ小さな岩場には

海辺の植物がいっぱい。


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可愛い多肉の草に混じって

ダルマギクも咲いてたので

まだ今年はダルマギクを見てないもちっこさんは

意地でもダルマギクを撮りたいらしい。


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この後、どんどん高いところまで上がって

降りれなくなるという高崎山の子ザルみたいな事になるのだけど

そのへっぴり腰シーンは可愛そうなので公開はしないでおくよ。


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それにしても綺麗な砂浜だね。




夏は海水浴が出来る砂浜らしいけど

日本海側特有のお隣の国からのゴミもないし

とっても美しいです。。




なので走ってみたくなったりもします。


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河童なので水を見るとテンションが上がるのだ。




こちらは

打ち寄せる波に魅せられる座敷童 ↓

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それぞれ勝手に

衣毘須神社を堪能する妖怪2匹なのでした。


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んじゃ、そろそろ先へ行くので

妖怪しゅ~~ご~~!



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ドンジョ様パワーで次々とやってくる曇りを

避けて晴れた瞬間に集合を撮って先へ行きます。



いや、先じゃなくて

帰る方向へ走ります。


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R191で一気に萩まで戻ろうと思ったけど

もう一ヶ所だけ所寄りたい場所があったので

須佐からホルンフェルス断層のある半島の先へ


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はじめて半島の先っちょまで行ったけど

道はずっとこんな感じで細いです。



そして行き止まりまで行ったんけど

灯台の場所が判りません。



そう、高山岬灯台を目指して来たんだけど

灯台までの入り口がわかんね~よ。



もうあきらめて次回にまた

探しに来ようかな?と思ったけど

どうした事かわたしよりもちっこさんが灯台スイッチが

入ってしまったらしく自分でスマホで情報を集めだしたよ(笑)




その努力のおかげでなんとか入り口らしい道を発見。


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看板も朽ちてしまって何も表示が無いけど

たぶんこの道・・・


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もちろんバイクは手前に停めて徒歩だよ。



「これ本当に灯台まで行けんのぉ?」

「なんかさぁ、灯台がありそうな臭いがぜんぜんしないんですケロ~」



とネガスイッチが入りかけた頃・・・



森の向こうから釣り人がやって来たので灯台の存在を

確認すると間違いなくあるらしく

そこから足取りがめっちゃ軽くなる2人。




そしてほどなく目的の灯台に無事到着。


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「高山岬灯台」



トイレのタイルスタイルですが

頭部が古い灯台のデザインのとっても可愛い灯台です。

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残念ながら灯台を取り囲むようにフェンスが張られちゃってるので

フェンス越しのご対面です。


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周りは草ボウボウだし

けっこう暗い森の道だったので一人だと

心細くて来れなかったかも。




では再び森の道を引き返します。

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↑ 探検っぽかろう?


無事に銀ガメ号まで戻って岬の道を

引き返す途中から高山岬灯台を。


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来る時は見過ごしてしまったけど

行にこれを見つけてれば迷う事無く灯台まで行けてたかも。




さらに岬の道を戻る途中の断崖絶壁


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夏みかん色のガードレールから見える風景は

日本海独り占めって感じ。

(二人占めだケロ)


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はじめて通ったけど

下に見えるのはホルンフェルス断層の岩場じゃないか?


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遠くてしましま模様が見えないけど

上から見れるところがあったなんて知らなかっぱよ。




無事に灯台ミッションもこなしたので

後はR191を萩に向かって快走。


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コバルトラインを走って

「萩しーまーと」に入りま~す。


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ここでちょっと遅い

なつミカンソフトで「1日1ソフト」


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津和野の散策からずっとインナーも脱いで過ごすくらいの

陽気だったのでサッパリした夏みかんが美味しいです。



でもここからはまた山間部に入るし

もう夕方なので朝と同じ防寒スタイルにして帰りましょう。

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R262からk32を経由して

小郡萩道路(無料区間)で中国道に入り

何時もの壇ノ浦SAへ。



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この壇ノ浦PAに入る手前の小月ICくらいで

日没でした。



朝の高速の通行止のロスタイムさえ無かったら

計算通りに家に着いた頃真っ暗になるところだったのに。



とりあえず萩から一気に走って

来たのでトイレに駆け込みましょう。



スッキリしたらここでもちっこさんと解散!



先のインターまでエスコートして

「お~つかれチ~ン!」



ガレージに着いた銀ガメ号は

海沿いだったので虫の攻撃も少なく

軽く拭きふきして本日のツーリングはおしまい。



暗い時間から暗くなるまでお付き合いくださり

ありがとうございます。

まだ隙あらばラストランまで走りますので

またのご乗車をお待ち申し上げます。




※もちっこさんのレポはココ



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