まだ寒いけど今日の最高気温は2桁らしいので
バイクで走れそう。
でもまぁ、天気が良い日の朝って決まって寒いわけで
それに加えソロツーリングなので2度寝3度寝は当たり前。
そんなわけで
いつものパターンでかなり遅い出発だよ。
まずは適当に英彦山方面へ
今日はちびっ子バイクのBlue・bee号なので
農道をわざわざ選んで走ります。
こんな道をのんびりポコポコと走るのって
至福の時間でございますわ。
大任町から赤村に抜ける道の手前で
前から気になっていた看板 ↓
滝が2個もあるらしいよ。
とりあえずまだ道路の凍結が怖いので
手前の2kmの琴弾の滝に行って見よう。
道路は日陰の部分はまだ雪が残ってて
溶けた水の痕が凍ってるのかどうか微妙な感じ。
安全に乾いたところを選んで走って到着。
あ~ぁ・・・
ここね
来た事あったわ。
林道巡りしてて山から下ってる時に
滝の案内を見つけて寄ったけど
あまりに小さくてショボかったので気にも留めてなかっぱ滝だったよ。
滝の周りの濡れてる岩はみんな
凍ってツルツル。
滝壺の下の流れの緩いところで
ヤマアカガエルのタマゴとか無いか探したけどありませんでした。
しかし・・・
寒いから遅い時間に出たのに
山に入ったらクッそ寒いんじゃーーー!
とっとと降りま~す!
下の道まで戻って赤村から犀川方面へ抜ける
わたしの好きな抜け道へ
峠っていうほど山じゃないので
勾配も少なくてBlue・bee号に優しい道なのよ。
気持よく走り抜けようと思ったけど
途中にある水没メタセコイヤに御挨拶。
ここ、薄暗い時間に見たらかっこよさそうでしょ?
(行かないケロ)
ここでもアカガエルのタマゴ探し・・・
すっごく産んでもよさそうなところだけど
産んでないみたい。
(カエルの卵探しツーリングじゃないからな)
森の中をしばらく走ると
k241の川沿いに出るので開けた所でちょっと休憩。
休憩と言いつつ
こんな橋を見るとつい渡ってみたくなる。
はい?いま「落ちればいいのに」って言ったやろ?
ちょっと暖かくなってきたので
インナーの調整をして先へ
いつも野鳥観察をしてる川沿いを
走ってるとでっかいレンズを持って来て無い日に限って
ヤマセミ様がいたりするんだよね。
停まってなんとかコンデジで撮ってみようと思ったけど
追えないほど遠くまで逃げられちっまったよ。
こ~んな広い場所で逃げるヤマセミ様を見送って
ここから大移動開始!
HFR(アグリライン)を走って
中津市に入ったところで今日のランチでございます。
中津と言えば?
そう、「からあげ」だよ。
道も店もなんにも知らなくても
走ってれば何軒もから揚げ屋があるエリアですが
大半はから揚げだけをテイクアウトするお店ばかりなので
今日はこんなお店を選んでみました。
「とよからあげ」ってお弁当屋さんで
からあげ弁当は350円とめっちゃ財布に優しい設定でございます。
シートバックに弁当を積んで
長閑な場所で食べましょう。
ここで良いんじゃない?
う~~~~ん
さすが350円と言う内容らしい超シンプルな
組み合わせです。
しかしこんなシンプルなお弁当も
景色の良い場所で食べると豪華な幕の内弁当に
劣らないほど美味しいのだよ。
から揚げはお店お店でいろんな味があるけど
ここのは少し薄味なので
おかずって言うよりそのまま食べたいからあげかな。
まだ少ないヒバリの声を聴きながら
お腹を満たした後はせっかく長閑なところに来たので
周辺を散策・・・
広~~~~い!
中津から宇佐にかけて
ずっとこんなペッタンコな道になります。
そんな田んぼの中を行く
青い883系。
青いバイクと青いソニックが
かっこよすぎます。
そして青い空に白い狛犬・・・???
エッ・・・狛犬ですか?
ソニックを見てると線路の対岸に
こんな像があったのよ。
阿吽になってないし
何だろうね?
宇佐浄恵山法昭寺ってところですが
お寺の本堂みたいなところは
民家っぽい感じなので深く見ませんでしたが
不思議な狛犬を発見したって感じです。
この白い狛犬っぽいのが建つすぐ隣には
こんな神社がありました。
宇佐市なのでもしかしたら
宇佐市出身の昭和の大横綱と呼ばれた双葉山に
由来してる神社か?
参道はいたって普通の神社です。
階段を登って見えてきた本殿も
ふっつぅ~の神社だよ。
あ~、でも私は気付きました・・・
上を・・・
ほらほら
行事が持ってる軍配じゃない?あれ。
(金色の奴ね)
不滅の69連勝で優勝は12回、
その内8回は全勝優勝と言う凄い横綱を祀ってるようです。
わたしが産まれる前の横綱さんなので
実際に見たことはありませんが
そんなに強いのでしたらあやかりましょう。
体重とか体系はあやからないまま
勝負運がよくなりますように。
こんなマイナーなスポットをめぐりつつ
農道をポコポコーーー!
小川の土手にはまだ水仙が残っていました。
もう1ヶ月もすると水仙の代わりに
土筆が見れるかな?
「春よ来い!」
10秒ジャンプで体が暖まるはずだったけど
予報がはずれたのかイマイチ温かくならずに
逆に寒い。
なので温かいコーヒーが飲みたいな~って思ったところに
わたしの為にこの場所に建ってくれてたかのような
カフェを発見!
「灰原珈琲」
カフェって言うより自家焙煎珈琲工房で
店内でも飲めるけど焙煎したオリジナルの珈琲を買いに
来るお客さんが多いお店でした。
(飲食店を営んでる方も買いに来てた)
グァテマラ産とガーナ産だったかな? (忘れちった)
とにかくどこどこ産とのブレンド珈琲がすっごく美味しかったので
ドリップ珈琲をお買い上げ。(540円)
職場で飲んでるけど
美味しいのでまた車で買いに行こうと思います。
(お店でしか買えません)
では身体も暖まったし
宇佐のペッタンコなところと言えばコレでしょう! ↓
「掩体壕」
もう私が紹介し始めた頃は
読み方も未知な廃墟でしたが
市民権を得た?今はコレが「えんたいごう」と読むって言うのは
みんな知ってるでしょう。
太平洋戦争末期に
敵から戦闘機を守るため作られたやつですよ。
これは宇佐に一個しかない
中型爆撃機用の掩体壕でほかのよりでっかいです。
で、メインの掩体壕と言えば
「城井一号掩体壕」
旧宇佐海軍航空隊のあった飛行場跡の周りに
10基の有蓋掩体壕が残っていますが
この1号だけ公園として整備保存されています。
この建物を深く語ると
悲しい歴史の話になっちゃう建物ですが
わたしはこんな感じのカレージが欲しいんだよね。
(デットスペースが多い気がするケロ)
歴史に思いを馳せ・・・
久し振りに掩体壕の近くにある
物件が見たくなったので探してみま~す。
掩体壕から一面田んぼのエリアへ
ここは北海道か?
ってくらい広かろ?
たしかこんなナ~ンも無いところに
ポツンって在ったはず。
探してるのはここが爆撃された時に飛行場に落ちずに
田んぼに落ちた爆弾で出来た爆弾池。
あ・・・・
見つけたケロ・・・・
あれ?
なんか工事中ですか?
たしかに爆弾池の表示が・・・
わたしの想像してた爆弾池はこんなんじゃなくて
こんなの ↓
(宇佐市HPより)
さっき見たひろ~い中でこれを見つけるのって
けっこう難易度が高かったのだけど
車を停めるスペースとかも出来てたよ。
しかし何の工事だろう?
もしかしてまだ爆弾が埋まってたって?
(だったら立入禁止になってるでしょう)
それか文化財として埋もれてしまわないように
掘ってるのかな?
とりあえず今は
爆弾池って言うより何かの遺跡発掘現場みたいになっています。
なんでもアレだよね・・・
注目される前に見ておかないとだいたい
残念な姿になっちゃうよね。
(今後池が復活してもそれは爆弾の池じゃなくて重機が掘った池ってなるもん)
本日のタイトルにふさわしい農道を
のんびり走ってまた掩体壕エリアへ
こんな感じで
普通に存在してるのが良いでしょう?
公園になってる城井一号掩体壕以外の残りの9基は
こんな風にみ~んな倉庫として利用されています。
そんな中を走ってると
なんと11基目の掩対壕を発見!
いや、違うか。
あのねぇ、掩体壕ばかり見てると
こんな盛り上がったのを見るとみんな掩体壕に
見えちゃうんだよ。
たぶんお察しかと思いますが
これは「古墳」
さぁ、みなさぁ~~ん!
大好きな古墳の時間ですよ~~!
初めて来たけど
「葛原古墳」って言うらしいです。
でもなんだか
銭湯を経営してる魔法使いの婆さんのところに
行っちゃいそうな風景だな。
高さ6mの丘に登ると
祠があります。
まぁ~、当然覗くよね。
格子の隙間から中を見ると
ミイラとかがあったらどうしようと思ったけど
石室の天井の巨大な石が見えるだけでした。
この巨石の下は竪穴式石室になってるそうで
5世紀半ばからの前方後円墳の円墳だけが残った物じゃ
ないかって事です。
まぁ、詳しいことはわたしもよくわかんないし
とにかくたった6mの丘でも周りが
ぺったんこなので凄く景色が良い。
では神の国から帰ります。
Blue・bee号のエンジンをかけ
そろそろ帰る方向へ。
農道ばかりを選んで走って帰ろうと思ったけど
R10を横断した先にある
四日市の街の中を散策した事が無かったので
ちょっと寄り道。
旧道らしい細い道に入ると
こんな立派な山門が出現しました。
「四日市別院(東本願寺)」
近くは何度も通ってるけど
こんな大きな山門があったなんて知らなかっぱ。
彫刻も凄い。
慶応元年(1865年)に建てられたんだって。
本堂も大きくて立派だったけど
車がいっぱい停まって写真を撮る感じじゃなかったので
山門だけじっくり見て帰りました。
引き続き帰りのHFRに戻るまで
農道を繋ぎます。
すると途中で・・・
溝で子供を遊ばせる母子を発見!
いいね~
スローライフの英才教育中ですか?
帰りのルートは道幅は広くなってはいますが
順調に農道を繋いでいます。
何処を走ってるのかさっぱりわからん。
ただ山が見えない方角が海なので
家の方角に走ってるのは間違いない。
日が長くなったお日様も
傾いてきました。
やがて田んぼ道から山道へ・・・
あっ!
知ってるトンネル!
適当に走ってると耶馬溪に抜ける
k44に入ってたらしい。
道が判って安心したのでちょっと脇道探索。
ずっと先まで行ける道って言うのだけ確認して
引き返します。
(薄暗い林道になったんだもん)
暗い森に入る前に在った
茶畑 ↓
離農してしまった茶畑かな?
お茶の樹って手入れしないと
こんなわけの判らない樹になっちゃうのね?
k44を抜けた後は吉富からHFR(アグリライン)に入り
暗くなる前に全開で駆け抜けるのだ。
(夜行性の鹿が道路に出るからな)
ほぼ大型バイクと同じペースで走りきって
近所まで帰還!
家の近くの沈下橋で夕日を見ようと思ったけど
雲に隠れちゃったよ。
しかし日没後のマジックアワーがわたしの好きな時間。
刻々と変わる空の色にポツリと輝く
一番星を眺めながら今日のツーリングはおしま~い。
どこかに行きたいから走ったのじゃなく
走りたいから走ったらこんなルートになったって感じの
ツーリングでしたが冬枯れした田んぼの中に
麦の新芽で覆われた田んぼも出てきて春が近いと感じた
1日でした。
でも、まだ朝晩は寒いので
遠くまで走るのはもうちょっと先かな?
ではまた走るまでゴキゲンヨーー!
◇◆◇ Minorist Hibiki ◇◆◇



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