[沖縄ツーリング1日目:めんそ~れ]はココから
[沖縄ツーリング2日目:ちゅら海ゆいゆい♪]はココから
<・m= ・・・ ・・・
皆様、うきみそーち(おはようございます)
な~んの小鳥の囀りも無い
朝でございます。
だって小鳥も起きて無い時間なんだもん。
響の遠征ツーリングの朝が早いのは何時もの事だけど
今日は3日間の中で一番距離を走るので
時間に余裕を取るため早朝に出発するよ~。
それに明るい時間にバイクを返すと言う
最大のミッションがあるし知らない道の所要時間が
判らないので保険の意味で出発を早くしてみました。
ホテルを出てすぐの所にあったコンビニで朝食を食べてると
毎朝このコンビニに来て人と話すのが日課だと言う
地元のおじさんと話しながら過ごします。
(やっぱり沖縄の人って早起きなんだね)
「あなた内地の人ね?」「話し方の語尾ですぐわかるよ」
「はい、福岡から来ました」(ひ)
今から北の先っちょまで行くと言うと
「ハブには気をつけなさいよ」
「今は大丈夫だけど昔はたくさん死んでたよ」
だって(汗)
後はアメリカから返還された時の話など
楽しいご当地ならではお話しを聞いてると
空もしらんで来たのでそろそろ出ましょう。
おじさんも帰るらしいのでここで別れて
沖縄本島の最北端を目指すよ~~!
ドルルルーーン
今日の予報は曇りですが
もうトロピカルな海はいっぱいいっぱい
見てきたので今日は淡々と距離を走っちゃう予定です。
R58をひたすら北に向かって走る。
早朝出発だったので
インナーと合羽の上着を着て走っていましたが
謝敷の集落で休憩ついでに身軽になります。
名護より北になってやっと「田舎」って感じになるけど
家も昔ながらの沖縄らしい建物を多く見かけるようになります。
昨日観光客でいっぱいだった
フクギ並木がここにもちゃんとありました。
あ~、なんか癒されるよね~。
民家の畑にはパパイヤも植えられています。
いつが食べごろなのかよくわかんないケロ。
海の方は北に行くにしたがって曇ってるだけじゃなく
かなり本土の海に近い雰囲気で
昨日までのマリンブルーの海と別物だよ。
しばらく海沿いを走って変わらない景色にすこし
飽きたころ「茅打ちバンタ」の案内が出たので
そちらへ・・・
茅打ちバンタの駐車場
誰もいね~よ。
もうツツジが咲いてるんだね。
(まだ桜の開花宣言が出てない時だったので
桜を期待してたけど葉桜を通り越して新緑になってました)
駐車場から100mほど歩くと茅打ちバンタの展望所なんだけど
ただ高い崖の上にいるらしいって事しかわかんない。
柵の周りに樹が生えて真下がよく
見えないんだよ。
下の道から見ると
どうもこの崖の先っちょにいたらしい ↓
よく見えなくてよかったかもしんない。
あまり怖い思いをしないまま
そろそろ北の先端へ向かいます。

森を抜けて
視界が開けると横には大きな石灰岩の屏風の山が。
後でこの山に登るのだけど
まだ開園前だったので先に辺戸岬へ行くよ。
沖縄本島最北端の地
「辺戸岬」
フッ!
俺様のためにこんな広い駐車場を用意してくれて
ありがとうな。
・・・
寂しいじゃね~かっ!
最果てに一人っきりって
旅人の醍醐味だけどちょっと物悲しい。
しかしバイク乗りたるもの
先っちょを制してテンションが上がらないわけが無い。
貸切りの岬を観光しちゃいます。
しかしここも凄い崖ばかりだと思ってたんだけど
これって? ↓
あ~、なるほど
そう言う場所なのかな?
〇〇の名所的な?
確かにちょっと異空間な感じがしないでもないよ。
ギザギザの石灰岩が
あっちの世界みたいだもん。
え~っと、これはチョコボなのかな?
ヤンバルクイナの地ですが
ヤンバルさんじゃないよね?

とりあえず飛びながら
岬の道を散策
もう一つの先っちょに返還記念の塔がありますが
そこで犬の散歩をしてるおじさんを発見。
もう寂しくなくなりました。

初めて見る辺戸岬の風景に感動しつつ
岬周辺の道も散策。
もちろんヤンバルクイナを轢かないように
注意しながらね。
見れたらいいなぁ~。
岬を出た後は
犬の散歩をしてたおじさんに聞いた道へ
一度漁港に下りて高台に上がると
いましたよ。
巨大ヤンバルクイナがいる展望台。
ヤンバルさんはメンテ中ですケロ。
なんだかこ~んなに巨大でも
可愛いよね。
会いたいな~
みたいな~。
飼育してる奴じゃなくて野性を見たいな~。
(そう思って走ってるとカラスも鳩もみんなヤンバルクイナに見えちゃうあるある)
で、そろそろさっきみた石灰岩の山へ入れる時間になったので移動。
やってきたのは「大石林山」
ちょうど9時の開園直後で
駐車場にある受付で820円の入山チケットを購入すると
待つことなく送迎バスが山まで送ってくれます。
乗客はわたしだけ(笑)
トレッキングが楽しめるコースもありますが
かなりの距離があるので素直に行きも帰りもバスを利用しちゃう。
はい、ここからが大自然のパワー漲る
大石林山の奇岩と亜熱帯の森でございます。
隆起した巨大な石灰岩が雨に削られて
ギザギザに尖がってる不思議な山だよ。
原生林の中に遊歩道が整備されているので
普通の恰好で来ても大丈夫。
(コースによります)
山を周遊できる半分のコースは
こんな感じでバリヤフリーになっていて
気軽に亜熱帯の雰囲気を楽しめるよ。
遊歩道からは
カルスト台地で見るような窪みもちゃんと見えます。
地下に鍾乳洞とかあるんだろうね。
バリヤフリーのコースからはずれると
ちょっとした登山道っぽくなります。
すっごいギザギザだ。
こうした石灰岩が露出している場所を
ピクナルと言って雨水で侵食されてこんな
ギザギザになったらしい。
それにここは亜熱帯唯一のカルスト地形なんだって。
さらに進むと石灰岩の山が目の前にドーン!
[悟空岩]
凄いね。
山に自生してる蘇鉄は
戦後の食糧難の時代に植えられたりしたものらしいけど
それにしても凄い眺めだ。
計算されて造られた
テーマパークの山みたい。
お気軽コースから外れるけど
ちょっとだけ登って見ましょう。
するとこんなパワーをもらえそうな石が。
開運をもたらすパワーストーンらしいです。
よく見ると向かいの岩肌が
おなじ地質なのでそこから出て来たのかな?
とうぜん開運と聞けば触りまくりますケロ。
めっちゃいっぱい触って山をもうちょっとだけ登ると
パッと視界が開けました。
あれ?
ここから見える景色って・・・
そう、辺戸岬に行く前に
X号を停めて眺めていた場所が下に見えるよ。
表と裏で全然違う風景の山だったんだね。
これ以上先は山を周るハードコースになるので
引き返してると
いろんな形に見える岩に名前が付いています。
ま、どれも微妙な形のネーミングだったので
写真を撮らなかったけどこれは宇宙人の頭が挟まってるって
書いてる通りに見えます。
大きさもちょうど頭蓋骨くらいなので
ギョとしちゃいます。
帰りも次のお客を乗せて来たバスに乗って戻って
岬を折り返します。
南から北まで続くR58は北端から少し回り込んだところで終点(起点)と
なりここから太平洋側はしばらくk70になります。
ま、県道になってもずっとセンターラインがあるし
交通量も皆無に近いので
めっちゃバイクで走ってると気持ちいいのよ。
こうして快適なツーリングをしつつ
カラスをヤンバルクイナと勘違いしながら
折り返してるとわたしが本日一番楽しみにしていた
スポットに到着だよ。
安波の集落の奥にあるって程度しか
脳内GPSにインプットしてなかったので
見つかるか不安だったけど
野性の勘で一発で発見。
たぶんX号の奥に見える木がそうだと思います。
オォーーー!
これだ。
これが初めて見る「サキシマスオウノキ」だ。
凄い!
なんでこんな板根になるんだろうね?
安波のサキシマスオウノキとして
地図にも載っていますがかなりマイナーな場所にあります。
ここは自生する場所としては北限に近いらしく
もっと南の八重山諸島にはさらに大きなサキシマスオウノキがあるけど
ツーリング中にバイクで横まで行けるのはここだけかもしれないよ。
安波川の河口の湿地帯の中にあるので
たまたま道が横を通って無かったら
ハブがきょわくて見れなかったかも。
板根の周りを見てみると
カニの穴が無数に空いてる中に種がいっぱい落ちています。
たぶんこれがサキシマスオウノキの種だよ。
いや~、珍し物が見れて楽しいわぁ。

この樹が建つ奥に入って行ける道があったので
何があるのかすこし進んでみるとお墓でした。
沖縄のお墓って立派な屋根付きのお墓ばかりだけど
これはかなり古そうな亀甲墓と言う形のお墓で
子宮の形を模してるんだって。
お墓なので怖いとかじゃくて
ハブがいそうでこれ以上近づけません(笑)
山側はヘゴが自生するジャングルになっていて
その自然豊かな森の中を走る県道。
見晴の良いところで山を見てみても
本土じゃみない山の表面です。
ほとんどがイタジイって樹らしい。
さらに南下してると
東村ふれあいヒルギ公園っていうところがあります。

マングローブのまん前にX号を停めれるよ。
河口にポツポツ生えてるヒルギは道すがらに見て来たけど
ここの密集は凄いね。
公園ですが
慶佐次湾のマングローブと言って
大きなヒルギ林の自生地として有名なところです。
根っこがワシャワシャと広がってるのは
オヒルギかな?
このマングローブの中を観察できるように
遊歩道が整備されていてちょっと歩いて見ると
遊歩道の中に子供が・・・
な、ナニしてんの?
聞くとススキの葉っぱを干潟に開いてる穴に突っ込んで
シオマネキを捕まえてるんだって。
いいわぁ~、好きやわぁ~
仲間に入りたいわぁ~。
たしかに色んなカニや
トビハゼの仲間がいっぱいいるよ。
(近付くと速攻で隠れちゃって撮れないケロ
自然大好きなのでここは楽しかっぱ。
ずっと先まで遊歩道が続いてるけど
時間がかかりそうだったので前半だけ見ておしまい。
戻りながらヒルギの種 ↓
槍みたいな種になる前なのか
後なのかはわかんない。
とりあえず駐車場に戻ってジドリしましょう。
シオマネキポーズのつもりですが
身体が硬いらしくてうまく表現できません。
ちなみにさっきのシオマネキを捕まえようとしていた
子供たちは私の後ろで間違った階段の遊び方を
楽しまれてらっしゃいます。
可愛いね。
マングローブを出てからは・・・
ダムの放水路がいきなり海な場所をみたり
物産館に寄ったりしながら南下。
あっ、もうお昼に近いので
この「わんさか大浦パーク」でお昼ご飯を食べちゃう。
「肉そば」
アグー豚の分厚い角煮がゴロゴロ入っています。
めっちゃ美味しいけど
さすがにコッテリな脂身は後半重くなるよ。
(大盛りにしてしまった)
食べ終わって食後の珈琲を飲みながら
物産館の中を見てみると
やっぱり売ってる野菜が違う。
オレンジ色に熟れてるパパイヤはそのまま食べるとして
青パパイヤってやっぱり野菜なのね。
ではそろそろ自然いっぱいの道も終わるので
那覇方面を意識して走ります。
(チクショーー! ヤンバルクイナ見れんかっぱよ)
大浦から海岸沿いを走るR329を選んで走るけど
やっぱり景色も普通になって来ます。
(その代わり晴れて来た)
特に面白味も新鮮味も無い道を
しばらく走ると「ネズミ捕り?」と思って
一瞬ドキっとしたぞ。
ここがよく出て来る辺野古の埋め立て予定地で
座り込みの人がいて基地を警備する車両でした。
しかしこの周辺ってずっと米軍の基地ばかりで
もともと自由に入れる場所とか無いんだよね。
そんな中で海が見渡せる場所へ出たかと思うと
こんな演習がみれました。
海兵隊の上陸訓練か?
はじめて見たよ。
これも沖縄らしい風景って事かな?
更に走ってR329の宜野座
ちょっとだけ国道から外れて
パイナップル畑を見ながら走るよ。
この道は長閑だったけど
金武(きん)に入ると再び交通量も増えるので
そろそろこの辺から高速に乗ろうかな?
高速に乗っちゃうと那覇まで一気に走るので
乗る前に金武の街の中を通って見た。
ここだけアメリカか?(笑)
こういう風景も沖縄だね。
んじゃ高速に乗るよ。
このツーリングで初の高速道路でございます。
いつもはETCなので間違えないように
チケットを取るゲートへ
金武ICから沖縄自動車道路に入り
那覇ICまで走るけど北海道の高速でも感じたけど
高速道路を走ってると沖縄感がゼロじゃな。
しかしこの旅の相棒のX号(HONDA 400X)は高速で走る分には
クロスツアラーだけに楽ちんなんだけど100km/hを超えてから
アクセルをポンと戻すとめっちゃバックトルクがかかって
身体が前につんのめってビビリます。
ニーグリップしてなかったら〇玉をタンクで打ったかも。
大型バイクより高回転で走ってるからかな?
そうなるって知っておかないと
はじめてだとビックリするよ。
で、思った以上に高速はスイスイ~と流れてて
予想してたよりかなり早く那覇に着いちまった。
まだバイク屋にX号を戻すのは早いので
行く予定じゃなかったけどインターから近かったって理由で
首里城へ
もうメジャー中のメジャースポットなので
いつか家族サービスの時に来ればいいって思ってた場所ですが
はじめて来たので下見ついでに楽しんじゃおうと思います。
城内には普通にガジュマルがあったり
今まで見たお城と違ってちゃんと門や建物があるよ。
そしてなにより
人がいっぱいだ。
とりあえずこれで3日間のツーリングを通して
「1日いち城」は達成したよ。
さすがにここはタダってわけにはいかず
しっかり入館料を払いますが820円と
ちょっとばかりお高いです。
瑞泉門をくぐり正殿の前の広場へ行きます。
赤い!
しかも奇跡的に今だけ誰もいね~よ。
それと「うなー」と呼ばれる御庭
まさに琉球王国を象徴する場所でございます。
後は人が多くてあまりゆっくりしたい場所じゃなかったので
ササっと展示物を見て城を下ります。
バイクをどこに停めて良いのかわからずに
こっそり大学の駐輪場に停めていたX号に戻って
バイク屋へ。
(もちろんスマホのナビ頼りでな)
ゆいレールの下を通って
R58まで出ると簡単に帰れました。
X号を戻す前にちゃんと満タンにしま~す。
って・・・
そうそう、この400Xなんだけど・・・
このタンクキャップはやめて~!
はじめて給油したとき
「外れるんか~い」と独り言で突っ込んでしまったぞ。
閉め忘れる事はないけど
キャップをどこかに置くって言うのが
ちょっと嫌だ。
これは旧型だけど
今の現行モデルもこのままなのかな?
しかし燃費は35km/Lくらい走ってるので
とっても経済的なバイクでした。
無事に立ちごけすることも
ドロドロにする事もなく返却完了。
けっこうドルルルーって良い音がするなと思ってたら
マフラーがモリワキに交換されてたわ。
(今ごろ気づく?)
走行距離は3日間でジャスト600km。
どうかすると1日で走っちゃう事もある距離だけど
沖縄本土ではいっぱい走った方だと思うよ。
シートバックを外して
ライダーから普通の観光客に「へんし~ん」
バイクショップの送迎車でまた帽子の社長さんのホテルに
送ってもらって響の沖縄ツーリングはほぼ終了。
(家に帰るまでがツーリングなのでまだ終わっては無いのよ)
ホテルでシャワーを浴びてさっぱりした後は
のんびり散歩して最後は肉祭りで3日目はおしまい。

明日は午後の便で帰るので
今日は少し酔っぱらってもいいので
泡盛もしっかり注文して「カリーー!」(乾杯)
こうして響の沖縄ツーリングは終わりましたが
行く先々のお店などでずっと流れていた安里屋ユンタの音色が
寝る時もレポートを書いてる今でも
頭の中でフルリピートで流れています。
では最終日のおまけレポにつづく~~!
サァー♪ ユイユ♪


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