[南九州ツーリング1日目はココから]
<・m= チュンチュン
「皆様おはようございます」
鹿児島市内で迎えた朝です。
しっかり寝たので夕べの焼酎もスッキリと消えて
すがすがしい朝でございます。
ホテルの部屋で前日にコンビニで買っておいた朝食を食べて
南九州2日目のスタートだよ~~!
(ホテルに朝食が付いてるけど出る時間が早いので食べずにチェックアウト)

まずは朝の早い時間のうちに対岸の大隅半島側へ渡るため
鹿児島観光港へ
フェリーの本数が多いので待たずに
すぐに乗れました。
桜島側で料金を払って
まずは溶岩がゴツゴツゴロゴロした中にある
「叫びの肖像」
バイクで桜島に来たときの定番スポットだけど
わたしはバイクで来るのは初めてだよ。
(毎回桜島の反対側の道を行くから)

R224で桜島の南側を走ります。

途中にある展望所に寄ろうと思ったけど
駐車場は灰がめっちゃ積もってて
昨日みたいに真っ白になるとまた洗車しないといけなくなるので
停まらず通過。
(道路上は清掃車などの御蔭で綺麗になっています)
でも折角朝の桜島なので
桜島が見える海潟にある漁港でストップ。

山が生きてるって感じがするね。
今日の灰は志布志方面か?
後で行くんですケロ(汗)
まぁ、爆発してるわけじゃないので
大丈夫でしょう。
R220(佐多街道)をさらに南下し
k68に入って荒平天神

ここも引き潮の時に渡れる島ですが
ちょうど渡れる時間でした。
鳥居の下からお参りをして
どんどん先へ
再びR220へ出るけどこの道って
特に景色が良いわけじゃない上に
トラックとかが多いので少しだけ我慢の走りになります。
最南端を目指す時はしばらくこの状態が続くけど
今日は大根占※から山側へ曲がるよ。
(※大根占=だいこんうらないじゃないよ「おおねじめ」と読んでくれ)
ナビは上から見る展望所を案内しているけど
わたしは1回来てるので記憶を辿って到着。
「雄川の滝」に来てみました。
上から滝を見る時は歩かないで良いみたいだけど
滝は下から見たいので遊歩道コースを歩きます。
渓流沿いを歩いていると
カジカカエルの鳴き声がしてとってもすがすがしいです。
で、前に来たときは発電所のダムが放流してて
濁流の滝だったけど今日は
静かな滝でした。

まだ陽が滝に当たってないけど
濁流の時より何倍も綺麗。

ちゃんと陽が当たってれば
エメラルドグリーンの滝壷ですが
それでも恐ろしく水が綺麗です。

元々滝壺には下りれませんが
もっと近付けるように展望所の工事が行われていました。

朝から良い景色をありがとう。
んじゃ、戻ろ。
戻りながら横の川を見ると
滝壷に負けないと言うか
それ以上に綺麗なのですよ。

四国の仁淀川と上高地並みに綺麗です。
水が透明過ぎてわたしの前は砂に見えるけど
水なんだよ。
ヤマセミは声しか聞けなかったけど
ここは野鳥にとっても楽園だね。
(ヤマセミの声はけっこう濁声です)

心が洗われました。
朝からすっかり九州Loveを満喫して
ここから上から読んでも下から読んでも志布志方面へ
ちょっとだけ心配していた降灰もなく
志布志に入ったところで「道の駅大崎」へ
(すこし空が白いのでちょっとは飛んでるのかも)
道の駅大崎ですが
ここにはでっかい奴がいるんだよ
ドーーン!

メタルカブトムシ ど~ん!
マイナリストの紋章はカブトエビだし
ヘルメットもOGKカブトなのでカブトと名が付く
カブトムシはもちろん大好きなのだ。
温泉施設が併設されているもののこのメタルな
カブトムシがいる以外は特になにも用事も無いので
志布志で行く予定だった大楠を見に行くよ。
道の駅から5分ほど走って到着。

山宮神社の境内にある
志布志の大楠です。

同県に日本一の大楠があるので
存在が霞んじゃってますが幹周り17mもある巨木です。
根の周りは保護の為入れないように木道が設置されていて
裏に回ると楠の巨木によく見られる穴が開いていました。
その穴の中に賽銭箱があって
入れやすいようにこんな仕掛けが ↓
お札は無理だね。
でもちゃんと500円玉が入る径のパイプを設置してるところなど
抜かりはないようだ。
しっかりお賽銭を投入して
巨木の精気を分けていただきました。

じゃ、先へ行くよ。
(本殿にお参りするの忘れた!)
志布志からタグリ岬の前を通過すると
宮崎県に入りま~す。
串間からR448に入って都井岬へ

定番コースですが
やっぱりバイク乗りは先っちょを目指さねば。
岬のゲートでbarbieさんのお友達の女性に
100円渡して岬へ。

めっちゃ久しぶりブリ~~!
天然記念物の御崎馬が道路に出てたりするので
ゆっくりと走りましょうね。
久しぶりだけど何度も来てる都井岬の中で
まだ行った事が無かった御崎神社へ来てみたよ。

駐車場はガラガラ
でもバイクを停めてジャケットを脱いでると
外人さんが一組入って来ました。

周りは自生している蘇鉄の森になっていて
その中を参道が通っています。

蘇鉄の森を抜けると太平洋が目に前にドーンと
見えて来るけどその海からそそり立つ断崖絶壁に
御崎神社の社殿がありました。

岩が剥き出しになった所にあるのが
その社殿です。

すごい所にあるよね。
社殿に向かう道は危ないため閉鎖されていて
その代わりに下の平らのところに拝殿があるので
そこで社殿に向かって参拝するスタイルです。
祀ってるのは航海の神様である「わだつみの神の三神」
(上津綿津見神・下津綿津見神・底津綿津見神)

観光地のイメージが濃い都井岬ですが
ここはかなり神聖な雰囲気がたっぷりでした。
んじゃ、観光地の方の岬へ戻ります。
岬と言えば先端にある灯台でしょう。

灯台の駐車場に銀ガメ号を停めてると
御崎馬も出迎えてくれたよ。

目も合わさず草を食べながらの挨拶ですケロ。
メジャーな都井岬の灯台ですが
今日はここで復興フラッグを掲げます。

これで鹿児島県の岬の両端も
宮崎県の先っちょも制覇だよ。
長崎県の本土最西端も去年行ってるので
後は九州の最東端(大分県の鶴御崎)だけ。
それはもう星ゾウさんが来た時にでも
一緒に行きましょ。
灯台は数少ない登れる灯台なので
目が周る螺旋階段を上ってみた。
(有料です)
灯台のてっぺんからは
水平線しか見えない大きな太平洋が広がってるだけですが
すごく先っちょを制した気分になれました。
灯台から出た後はまた
御崎馬に注意しながら岬を戻ります。

御崎馬は岬の中のどこにでもいて
その大多数は丘の上に集中しているのですが
観光客のためなのかどうかわかんないけど
道路脇に数頭かならずいる場所があります。
(当番制なのか?)

仔馬を連れている風景を見ると
ほっこりします。
駒止の門に戻る少し手前からの眺め ↓

5月の終わりの週だったけど
もう紫陽花が満開だったよ。
岬を出たらR448で日南海岸へ

とにかく宮崎と言えばこのパームヤシと
フェニックス並木だよね。
海を見ながら楽しく走ってると
野性の猿が生息する幸島が見えてきます。

ちょうど潮が引いてて渡れそうですが
通過しま~す。

途中にある道の駅なんごうに寄ろうと思ったら
バイクは道を挟んだ遠い場所に停めてと不遇な待遇だったため
すのままスルーして先へ。

都井岬から出て宮崎まで
海岸線はずっと南国ムードが続きます。

パームヤシだけどもしかすると全部合わせると本場の南の島より
本数が多いんじゃない?

ただ街路樹としては伸び過ぎちゃってるため
台風などで災害の原因になるので
伐るかどうか問題を抱えてるらしい。
等間隔に植えてるので
その間に苗木を植えて数年後に
世代交代させたら良さそうだけどね。

う~ん確かに伸び過ぎな気がするけど
これこそ宮崎のイメージなので大事にしたい気もしないでもないよ。
銀ガメ号を停めたところからは
石波海岸の美しいビーチが一望。

だ~れも居ね~よ。
引き続き日南海岸ロードパークを走りますが
国道は山側へバイパスするけど日南海岸ロードパークは
ずっと海岸線をキープするのでそちらへ

みんなバイパス側へ行くので車がまったく走って無くて
気持ちが良い。
お昼が近くなって日差しも山の緑も
南国宮崎らしくなって来ました。

いや~ん、綺麗過ぎてクラクラしますわ。
それと同時にお腹が空いてクラクラしそうなので
南郷町で見つけた「三代目まんりょう」へ
宮崎と言えばやっぱり
地鶏でしょう。
ジュージューとおいしそうな音を立てながら
わたしの目の前にやってきたよ。
硬すぎず柔らかすぎずジドラーが喜ぶ
美味しい地鶏でした。
赤い柚子胡椒も地鶏に合ってて美味しく完食。
では日南海岸ロードパークの続き

海ばかりですが日南海岸って脇道が少ないので
山の中を通る広域農道を走らない時はどうしても
この道しか無くなります。
飽きたとか言うとやっぱり贅沢でしょうか?(笑)
でも何度も通ってるところですが
まだ一回も寄ってないところがあるので今日は
そこに寄り道するよ。

「サンメッセ日南」
ずっとスルーしていた場所ですが
メジャーだからって理由じゃなくて入園料が700円もするから(笑)
でも今日はここに寄らなかったらどんどん帰る方向に
帰っちゃうので寄りま~す。
シンボルのモアイ像にも会いたかったしね。

とにかく海をバックに立つこのモアイ像が見たかったのよ。
大きな公園なので中には牧場もあります。

園内を全部廻ろうと思ったらめっちゃ歩かないといけないけど
今日はモアイ像が見たいだけなので
全部は回りません。

モアイ像が見えるブランコ
幸せになれそうなブランコです。
このブランコのある高台からモアイ像を眺めて
目の前まで行って見ます。

イースター島長老会公認のモアイ像だよ。
(崩壊したモアイ像の修復に尽力したお礼にイースター島の長老会から復刻を許可された正式なモアイ像です)
このサンメッセ日南のモアイ像には
それぞれジンクスがあって・・・
手前から仕事運→健康運→恋愛運→全体運→結婚運→金運→学力運
となっていて抱きつくといいらしいよ。
とりあえず全部に抱き付いて
ジドっておきましょう。

人気スポットなので
撮ってる間も順番待ちになるでテイク1でジドリ終了。
700円分は遊びきれてないけど
楽しかっぱ。
サンメッセ日南を出るとまた海岸線。

朝から海三昧な1日になりましたが
宮崎ってあまり来ないので三昧でもいいので
じっくり堪能しましょ。

あ、そうだ、
ここに来てやっと私らしい場所へ寄り道だよ。
「内海のアコウ」

国道沿いにあるアコウの樹で通り過ぎそうになりましたが
アコウハンターは見逃しません。
大きさは普通だけど
しっかり枝のトンネルが出来てるよ。

ちゃんと看板が立ってるけど
日南海岸をドライブする人で寄る人って少ないだろうな。
そんなアコウには寄らない人たちが必ず寄ると思われる
「掘切峠」

名物の鬼の洗濯板が一望できます。
わたしはその景色よりも
マンゴーソフト
やっぱり宮崎のマンゴーは美味しい。
もう綺麗だけど海はお腹一杯になったところで
やっと海が見えない道へ

このR220の宮崎南バイパスを走ると
「宮崎へ来たーー!」って気分になる風景ですが
取締も多くて恐い道でございます。
(先頭を走りたくないのに先頭だし)
ここから高鍋までワープして
最後はこんな怪しい場所へ

高鍋大師と言う場所ですが
ここは面白い像がたくさんあるんだよ。
大きいのは千手観音でしょうか?
見つめあう石像
全部撮りませんが
どれも手作り感満載で楽しい。
鶴だよね?
田園風景の中の丘の上に
こんな楽しいところがあったのね?
では帰る方向に向かってはいたけど
本当に帰る為の帰路に着きましょう。

向かうのはアッチ。
ルートは久しぶりに走って見たかった
尾鈴サンロード
西都市から延岡市まで続く広域農道ですが
総延長100kmにも及ぶ広域農道なんてそう滅多にないぞ。
走りに徹したため写真はほとんど撮ってないけど
起伏の富んだ直線と中高速コーナーを繰り返す
御馳走とも呼べるコースも100kmの区間を走り終わる頃には
もうお腹一杯です。
(ツーリング2回分くらい一気に走った気分になれます)
延岡市に入った所の門川インターから
東九州道(無料区間)へ
無料区間なので途中で降りて「道の駅北川はゆま」で休憩。
パーキングが無いので
一般道にある道の駅を利用するようになっていますが
夕方になるともう売店もレストランも閉まっちゃうので
トイレ以外はあまり役に立ちません。
ここでインナージャケットを着て
夜間走行の備えますがやっぱり陽が暮れると
虫の攻撃がすさまじいぞ。
別府サービスエリアで2回目の休憩と給油。
後はノンストップで今川パーキングまで走ったけど
その頃にはまた前が虫で見えなくなる寸前まで攻撃をくらいました。
今川パーキングでヘルメットのシールドを洗ってから
スマートETCで高速を下りてのんびりと下の道で帰宅。
「お~つかれチ~ン!」
プチ遠征ツーリングでしたが
特に初めてだった道も少なかったため
ほとんどナビも要らない気楽なツーリングでした。
同じ九州でも鹿児島と宮崎は
どうしても1泊しないとキツイ距離なので
あまり行く事が無いけどたまに味わう南国ムードは
楽しかったよ。
では次回の遠征は「響の夏休みツーリング」かな?
いつもの長野県を中心とした信州?
それとも栃木かなぁ?
東北も久しぶりに行きたいしなぁ~。
と、考えてるともう今からウキウキしてきたぞ。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆