天気の良い日曜日にマイナリストの御近所さんは

わたしを置いて阿蘇へ・・・



私はちょっと他の所に行ってたので一緒に行けなくて

「チックショーーー!」だったんだけど

阿蘇に行った御近所さん情報によると

まだ野焼きは一部しかやってないと言うので

金色(こんじき)の阿蘇を見るため平日ライダー「発進!」


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今日は行けずに悔しかったこの阿蘇を目指すのだけど

朝目覚めて窓を開けてみると

前日の雨雲が抜けきらずに曇天てん・・・・


イヤ~ン(汗)


起きて朝食まで済ませたのは

良いのだけどいまいちテンション上がらず家でゴロゴロ。



こんな事もありそうな予感もしたので

あの走りたがり屋のもちっこさんも誘ってないため

ますますグダグダなまま過ごします。



しかしバイクに乗らずに過ごすプランも思い浮かばないし

とりあえず雨だけは降らない予報なので出発してみた。


走りだすと空は青空がチラホラ見えるけど

9割は雲って感じ。



小石原の峠は雨で濡れてる箇所が残ってて

最初はゆっくり汚さないように避けて走っていたけど

だんだんめんどくさくなってドロドロになっていきます。


また帰って洗車せんといけんよ(笑)



あ~、おとなしく家でゴロゴロしてたほうが良かったのかな?と

日田まで来て見るとめっちゃ晴れてるし・・・


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なんだよ!

峠越えるだけでこんなに天気が変わんのかよ?



こんなに晴れてるのなら家でくすぶってないで

すぐに飛び出ればよかったな。


ルートはやっぱり前に走ったこうさんの情報で

ファームロードは雪も無くオールクリアって事だったので

今年初のファームロード。

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この道を走り始めるとツーリングシーズン到来って

気分になってワクワクするよ。


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走りながら美味しい赤牛さんにも挨拶。



そしてファームロードWaitaに入ると

涌田山に霧氷(樹氷?)が出ていました。


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3月でこの風景が見れるなんて思わなかったよ。



特に寒いわけでもなく3月上旬らしい普通の寒さだけど

前日の雨が上がって夜間に急激に冷えたため

霧が凍ったのかな?


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道路脇にはフキノトウがいっぱい出てる中で

白い山を見るのは格別な気分だ。



ズームしてみると

やっぱり積雪じゃなくて樹木に氷がくっついてる感じ。

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いや~、良い物見れたと思ったけど

ちゃんとした時間に家を出てたらもっと白かったんじゃないかと

今さらながら後悔(汗)



展望の良い停まった橋の反対側はこんな風景 ↓

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温泉施設と花粉絶賛放出中の小国杉。



引き続きファームロードを走り切り

有名な黒川温泉を過ぎた頃から名産の小国杉も無くなり

阿蘇らしい草原エリアへ入ります。

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ほんとだ。

まだ野焼きされてないよ。



と、瀬の本高原へ出ると

この周辺はもう真っ黒けじゃったわ。

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これはこれで春らしい風景で良いのだけど

やっぱり枯れっ枯れの金色の草原を焼かれる前に見たいのよ。


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平日なので車が全然走ってない貸切状態の

ミルクロードから阿蘇を望みます。


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雨上がりだからなのか

雲がひとっつも無くて涅槃像がくっきり見えます。



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では、特に阿蘇の何処にいくって言う予定も無かったので

久し振りに阿蘇山に上がってみようと思います。

(注:阿蘇山って山は存在しません)


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ミルクロードからR212で内牧温泉のところに降りたら

お昼を周っています。



家を出るのが遅すぎたので着いたばかりなのに

お昼ご飯を食べるのに時間を使うのはなんだか勿体ない。

(天気も最高だし)



遅く出た罰としてコンビニのサンドイッチでランチを済ませ

いっぱい走る方を選択。

(ライダーらしいだろ?)



そして阿蘇パノラマラインへ

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ワ~!ワ~!

阿蘇ってこんなにかっこいい山だったっけ?


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夏に来ると緑の大草原だけど

この時期に来ると色的に荒涼感が増してかっこいい。


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あまり阿蘇山本体を目的地にしないけど

今日みたいな快晴の日は登らないと損だぞ。


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観光バスが1台通っただけで車も居ないので

停め放題、撮り放題だぜ。

(なので全然先に進めね~よ)



阿蘇周辺は何処を走ってても気持ちが良いのだけど

この登山道で好きなのはこの空に向かって走る直線路 ↓


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やっぱりわたしは九州Love。


地球上にわたしの住む場所は

九州以外には無い気がしてならない。

(大げさじゃ)


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気持のいい草原の中を走ると

すぐにあの可愛い山が見えて来ます。


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阿蘇のニキビ(米塚)


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またこの周辺の草原が

絶景すぎて足止めをくらっちゃいます。


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杵島岳の下にある

小さな丘に上がってニキビを展望。


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なんか草がフワフワしてて

草の中をクロールで泳げるんじゃないか?って錯覚になります。


草が揺れて草原が海みたいに波打ってるのよ。


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米塚を後にして登山道を登って頂上付近になったところで

草千里が見えて来るけど・・・


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ここは・・・

野焼き後でした。

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真っ黒け。


でもここは黒くてもどんなガイドブックにも載ってる場所らしく

良い景色だね。



草千里はちょっと路肩に停めて見ただけで

銀ガメ号は先へ

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地震後の復興で草千里まで行けるようになってから

草千里までは来た事があったけどこの先が開通してから

はじめて走ります。


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またこの風景が見れるようになって嬉しい。


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2日前まで数年ぶりに中岳火口まで規制緩和で行けるようになったけど

火山性微動の回数が増えたらしくまた閉鎖になっちゃったよ。

(たまたま前日ニュースで見ました)



しかし火口まで行けなくてもここからでも

充分わたしは震えとるから問題ね~よ。


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ずっと眺めていたい景色でございます。



調子に乗って写真をいっぱい撮ってると・・・



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銀ガメ号からこんなに離れてしまってたわ(笑)



この距離からでも火口下にある管理センターから

火口から1kmは立入禁止と言う放送が聞こえますが

とりあえず立ち入り規制手前の登り口の駐車場まで行って見ました。


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噴火はしてないけど気管支炎がある人は危険なガスの

臭気がします。


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白いのは火口の中にある湯溜りから出る湯気です。



火山なので噴火するのは仕方ないけど

今「ドカーン」とか来ないでね。


どうかお守りくださいませ。

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そんな怖い顔しないで

阿蘇が暴れようとしたら押さえてくださいませ。



と、今さらながら

こんなところに神社ある事を発見。

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「阿蘇山上神社」と書かれています。


境内を覗くと・・・


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御朱印は?とか言う前にほぼ廃墟でした。

(後ろに見えるロープウェイの支柱跡も寂しげだ)


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山の神に平穏な阿蘇をお願いして

下りるのがもったいないので缶コーヒーで珈琲ブレイク。


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リフレッシュ完了!


ではボチボチと山を下ろうかな。

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草千里の方へ戻るつもりで走ってると・・・



ん?


あれ、南阿蘇方面へ下る道が通れるみたいだ。

(ここまで来る予定じゃなかったのでリサーチしてません)

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ヒァ~~!

この道も何年ぶりだろう?



ドーンと迫る烏帽子岳も久しぶり~~。


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トンネル内はまだ片側通行だったけど

ここまで復興の手が及んでる事に感謝。



阿蘇の米塚のある側の景色も良いけど

この南阿蘇側の風景も凄くいいぞ~。


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これぞ「火気厳禁」と言うにふさわしい風景じゃないでしょうか。


枯れっ枯れの風景が見たくて来たので

嬉しくてたまんない。



久し振りに通れた上に景色も最高なので

また絶景ハンティングしてみました。



この道どう? ↓

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また良いところ見つけてしまった気がする。



「響の大草原の小路」って名付けていいでしょうか?(笑)

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前からあった道ですが

道が綺麗になっていて絶景ロードになっています。


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しかしこの響の大草原の小路は復興半ばってことで

全部は走れず元来た道を下ります。


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道を下って行くと烏帽子岳から広がる

絶景が待っています。



この大草原から少し下ると徐々に樹が増えていき

ススキから熊笹の風景へ。


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途中に待ち受けるオーバースピードで走ると

下の村まで一気に飛べるカーブの周辺も

法面が綺麗になってる箇所がいっぱいあったので

それだけたくさんの箇所が壊れていたみたい。




山を下って南阿蘇村


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軽く気持ちの良い道を走って

メタセコイアの並木。


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今日はジドリよりも

バイクの写真多目でお送りいたしております。


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と、南阿蘇へ来てみたものの

メタセコイアの並木以外はどこに行くか決めてません。



スマホの中に入れてる

響の行きたいリストが近くにあるけど

銀ガメ号で行けるのかな?




スマホをそのままナビにして探して見るけど・・・


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今までの大草原から180度風景が変わって

林道でございます。



森から抜けたかと思ったら・・・


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どんどん道がガタガタになっていくではありませんか。



とりあえずたぶんあの辺って事まで突き止めたけど

道が険し過ぎてBlue・bee号じゃないと無理っぽいので

ここは場所だけ確認して勇気ある撤収。


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久木野を周って先へ行こうと思ったけど

待てよ・・・


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天気も良いしあの道も走っておかないと。




「響のジドリロード」


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田植えなんかまだまだ先だと思うけど

水が張られていてめっちゃ綺麗でした。


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いいでしょう?この道。



別にわたしが作った道ってわけじゃないけど

阿蘇山に向かって一っ直線に伸びる道がかっこいいとですよ。


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当然、三脚のセットとか回収とか面倒だけど

撮るよね。



では、南阿蘇でやりたいことも走りたいところも走ったし

午後のデザートタイムにしましょう。


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いつもの「みそらやcafe」へお邪魔しま~す。


メニューを貰うけど

食べるの決まってるのですぐに「いちごパフェくださ~い」

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アイスはほうじ茶を選んだので甘酸っぱいイチゴから

香ばしいミルキーな味へと変化がたまりません。



終盤に透けて見えてる茶色の層は餡子で

これがまた大人のスイーツ魂を揺さぶります。


同じRnineT乗りのオーナーさんと

美味しい珈琲を頂きながらおしゃべりをしつつ

暖かいひと時を過ごさせてもらいました。



みそらやcafeを出てからは

帰る方向には戻らず俵山へ行ってみた。


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この峠もずっと通れなかったのですが

益城側から入れるようになっていたので

数年ぶりに走ります。


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道の途中からは熊本市街地方面が一望。



さらに遠くを見ると・・・


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有明海と島原半島の普賢岳も見えるよ。



こんな風景を見ながら俵山を上がってると

ある場所を思い出しました。



まだあの広場ってあるのかな?



たしか数年前にHoshizouさんが来た時に

早朝ホテルを抜けだして遊んだ広場がこの辺に・・・




はい!

今でもちゃんとありました。


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風力発電の風車の羽が付け替え中で支柱しかないけど

むかしと変わらない風景のままありました。




すこし草っぱらの中に入ると

支柱しか見えないので謎の白い塔みたいに見えます。

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ある意味、風車が付け替えられるともうこの風景は見れないので

貴重かもしんないぞ。



しかしこの広場むかしから不思議に思ってたんだけど

駐車場じゃないみたいだし何だろう?

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しかも結構な坂道になってるし

もしかしかしたらハングライダーが飛ぶところ?



懐かしい謎の広場の存在も確認したので

最後は俵山の峠にある展望台へ

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また阿蘇に戻って参りました(笑)



南阿蘇独り占め

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ず~~っと先まで見えて眺望最高!


この俵山の道はそのまま開通すれば南阿蘇へ戻れるのですが

その途中にこんな絶景カーブがあります ↓

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南阿蘇のラピュタの道



もうお腹一杯になり過ぎるほど阿蘇を見たので

あの絶景カーブには行かず戻ります。


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元のk28に合流して西原村方面へ


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通れなくなった橋もあるけど

道もかなり新しくなっていました。


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西原村に入ると

阿蘇の大自然の風景とは違う長閑な農村風景になりますが

ここでの寄り道はこんな場所 ↓

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まるで飛べそうな道を走ると

本当に飛ぶ場所へ到着。


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阿蘇熊本空港。



何時ものように阿蘇で阿蘇んで

ファームロードで帰るのも考えたけど

家を出るのが遅かったので

暗くなるまで遊べるように高速で帰るルートにしてみました。


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暗くなるまで遊べるのでここでしばらく飛行機が飛ぶのを待つよ。


地方空港なのでどんだけ待ったらいいのなか?と心配したけど

運よく20分くらいで2本続けて飛んでくれました。


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キャーーー!

キャーーー!




こんなにアングルの自由度が効く空港ってレアかも。


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たまに違うルートを選ぶと

新発見があって楽しい。



因みに2本飛んだので1本目を見て

撮影場所の微調整が出来ました。


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羽田に発つ鶴を見送って

そろそろ我が家の庭にある鶴のところまで戻りましょうか。



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益城方面は混んでるので

すこし迂回して最近出来た小池高山ICから九州道へ


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しばらく走って北熊本SAで

最後のおやつにします。



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やっぱり熊本に来たなら

いきなり団子喰わんとどーすっと!



ここで脱いでたインナーを着て

グローブをウインター用に戻して一気に帰宅。


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タンクはピカピカして見えるけど

朝の峠の雨水と阿蘇の火山灰で下回りがドロドロなので

洗車しましょう。


暗いので明日ね。




朝のグダグダがなんとも悔やまれるような

絶好のツーリング日和でしたが

野焼き前の草原に間に合ってよかっぱヨカッパ。



次回の阿蘇は真っ黒な大地から新芽が伸びて緑の草原に変わる

5月の後半からかな?

(GWではまだ緑が薄いのです)



ではその時が来たらまた走りましょう。



◆◇◆ Hibiki Minorist ◆◇◆